『冴えない彼女の育てかた4』を読みました。

紙鶴です。丸戸 史明 著の『冴えない彼女の育てかた4』(富士見ファンタジア文庫)を読みました。

詩羽先輩に続き原画担当の英梨々の作業も快調に進み、順風満帆に思えた同人ゲーム製作。だが、意外な落とし穴が…。「って、結局絵とシナリオ以外は何も進んでないってことじゃないの!BGMとかどうすんのよ?」悩む俺に追い打ちをかけるように、突然家出中の徒姉妹・美智留が転がり込んでくる。男と同居していることなんて頭の隅にもないような無防備な美智留に振り回される俺だったが、彼女の奏でるギターの旋律に心を奪われてしまい―。「一緒に、最強のギャルゲーを作らないか?」「…は?」ここに、非オタクのバンド少女と俺の“戦い”が幕を開ける!!
「BOOK」データベースより

氷堂美智留の登場、ゲーム制作に乗り出す安芸倫也、変わる加藤恵の意識、英梨々と恵の関係性……。

 

 

加藤……恵……。

 

96ページ9行目。『相変わらず中心にいる加藤』―――。
他の登場人物か常にあっちこっち駆け回っている分、中心にいる加藤恵安芸倫也は見つけやすいんじゃないかな。……。…………。それでも、他の女の子に振り回され続ける安芸倫也に『いじわるしてみたくなった』加藤恵。『見栄、張るよ……女の子なら、さ』。見栄、張るんですか……女の子なら……恵も……女の子……だもんね……。頑張ったところ褒められたら……照れちゃうよね……女の子……だもんね……。劇的でも感動的でもない『安心感のあるときめき』……なんだよね……。

一度絶命。

安芸倫也の知らない間にプチ合宿をするくらい仲良くなっている加藤と英梨々。霞ヶ丘詩羽先輩に「澤村さんのほうが面倒くさい、あまり親しくすると後々地獄を見る」等言われておりましたが。最終的に名前で呼び合う仲に2人。仲良きことは美しきかな。……。きつ……。ある程度まで先がわかっていると尚のこと……。

再び絶命。

『ヒロイン』を『彼女』と自動変換した氷堂美智留によってタイトル回収が為されたいい回でした! 続きも楽しみー! 引くも地獄、進むも地獄で歪なサークル『blessing software』の今後はいかに!?

はぁ。

 

氷堂美智留の会話文、マジで矢作紗友里さんの声でしか再生されない。キャスティング、神。)