『冴えない彼女の育てかた Memorial2』を読みました。

紙鶴です。丸戸史明 著の『冴えない彼女の育てかた Memorial2』(富士見ファンタジア文庫)を読みました。

色あせないメモリアルの数々―。大人気青春グラフィティ「冴えない彼女の育てかた」ファンブックが再び登場!恵、英梨々、詩羽がアニメのことを振り返るなど今では入手困難な短編を完全収録。そして劇場版のために深崎暮人が描き起こしたあの設定画も初公開!さらには劇場版をより深く楽しむための原作者インタビューに加え、総監督・キャストインタビューと読み応えたっぷりの内容に、書き下ろし小説は…「すいません最初から総没って言ってください恵さん!?」倫也が恵に大きな決意を誓うきっかけとなった「blessing software」初の商業仕事を収録!

「BOOK」データベースより

 

 

前半

キャラクターが自身がアニメや劇場版のコメンタリーをするメッタメタなストーリー。どことなくAngel Beats!のオーディオコメンタリーを彷彿とさせる。英梨々のファンはコア化して声がでかい……なるほどね……。

 

 

中盤

インタビューパートで良かったところ。

 

こうして1人のキャラクターを最後まで演じきれるということは、とてもとても幸せなことで、奇跡的なことです。(P151)

茅野愛衣さんがファンに向けてのメッセージとして語っているところ。「1人のキャラクターを最後まで演じきる」ことの難しさを物語っている。原作は続いていてもアニメの続編が作られない。アニメは続いていても演者が体調を崩して最後まで演じられない。毎年数多くの作品がアニメ化されているにも関わらず、様々な要因を全てクリアしないと成し遂げることができないこと。「1人のキャラクターを最後まで演じきれる」ことは本当に「奇跡的なこと」なのだと思い知った1文。

 

 

童貞感の強い人ほど、あのシーンは染みると思うんです。(P165)

 『冴えない彼女の育てかたFine』「いっせーの」。そういうこと。

 

 

後半

描き下ろし小説。劇場版の特典小説の隙間を埋めるようなストーリー。特典小説ほど破壊力があるわけではないけど、全くダメージがないわけでもない。全員笑える場所にたどり着いたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恵。いままでありがとね。お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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