『冴えない彼女の育てかた Memorial』を読みました。

紙鶴です。丸戸史明 著の『冴えない彼女の育てかた Memorial』(富士見ファンタジア文庫)を読みました。

 大人気青春グラフィティ「冴えない彼女の育てかた」原作ファンブックがついに登場!本編追加エピソードやIFストーリーなど、これまで書き下ろされてきた店舗特典小説を200ページ以上収録し、初公開情報も含んだメインキャラクター解説。貴重な情報満載の丸戸史明&深崎暮人インタビューと、盛りだくさんの内容に加え、書き下ろし小説として…倫也が恵に初めて語る豊ヶ崎学園合格秘話を収録!「冴えない彼女の育てかた」ファンならば誰もが胸がキュンキュンするような永久保存版のメモリアル!

「BOOK」データベースより

 

 特典小説パートの(後半のインタビューパートでも名前が挙がっていた)『生徒会の一存』感。なかなかメタい。「冴えない彼女の育てかた一二 IFルート」と「冴えない完結後のぶっちゃけかた」が好き。

 

インタビューパートは丸戸史明さんも良かったけど個人的には深崎暮人さんの方が印象的だった。

僕にとってはアニメも原作です。(P302)

 小説なり漫画なり、アニメの土台となる原作側の人間が言うこの言葉はすごい新鮮だった。おもしろい小説を原作としておもしろいアニメを作る。今度は逆に、おもしろいアニメを土台として更におもしろい小説を作る。この工程を繰り返せばそりゃあの劇場版ができるわな……。逆輸入ネタやこの手の相互作用は原作小説とアニメの両方を追う醍醐味だよなーと。あとは「挿絵の在り方」の話も良かった。挿絵のあるライトノベルなんだから、わざわざ普通の小説みたく全部文章で説明する必要ないよね。読み応えのあるインタビューパートでした。

 

あと最後。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

描き下ろし

   最後の一文

        加藤恵

 

 

字余り。

 

 

 


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