紙鶴です。表題通り。順番は見た時系列順。以下ネタバレ含みます。悪しからず。
採点基準
★★★★★:何回見ても飽きないくらいおもしろい
★★★★☆:人におすすめするくらいおもしろい
★★★☆☆:普通におもしろい
★★☆☆☆:自分には合わなかった
★☆☆☆☆:つまらない
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- 【★★★★☆】ゆるキャン△
- 【★★★★★】バクテン!!
- 【★★★☆☆】劇場版アイカツプラネット! / アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~
- 【★★☆☆☆】アラジン (吹替)
- 【★★☆☆☆】ONE PIECE FILM Z
- 【★★★☆☆】ONE PIECE FILM GOLD
- 【★★★☆☆】ONE PIECE STAMPEDE
- 【★★★☆☆】ジョン・ウィック:チャプター2 (吹替)
- 【★★★☆☆】ジョン・ウィック:パラベラム (吹替)
- 【★★☆☆☆】少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド
- 【★★★★★】劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
- 【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル (吹替)
- 【★★★★★】冴えない彼女の育てかた Fine
- 【★★☆☆☆】どうにかなる日々
- 【★★★★☆】コーダ あいのうた (字幕)
- 【★★★☆☆】アンチャーテッド (吹替)
- 【★★★☆☆】きっと、うまくいく (吹替)
- 【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル2 (吹替)
- 【★☆☆☆☆】かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦
- 【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル3 (吹替)
- 【★★☆☆☆】劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
- 【★★★☆☆】シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション (吹替)
- 【★★☆☆☆】ザリガニの鳴くところ (字幕)
- 【★★★★★】すずめの戸締り
- 【★☆☆☆☆】ベルファスト (吹替)
- 【★★★☆☆】かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-
- 【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (吹替)
- 総括
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【★★★★☆】ゆるキャン△
社会人になったゆるキャン△メンバーがキャンプ場開発をする話。
「見るキャンプ」とはうまいこと言うなと思いました。まさしくその通り。大人になって変わったこと、大人になっても変わらないことの両方が丁寧に描かれていてとても良かったです。ここまで感情揺さぶられるとは思わなかった……。特に温泉のシーン。
ちなみに上記以外で好きなシーンは冒頭の松竹の富士山。
【★★★★★】バクテン!!
私立蒼秀館高等学校男子新体操部のインターハイ出場とその後を描いたTVアニメ版の続編。
2022年下半期No.2アニメ映画です。
傑作です。泣かない人いる? 『バクテン!!』のキャラクターはみんな好きなんですけど、今作に限って言えば亘理光太郎って男が本当に……。正直亘理光太郎を軸にしてここまで話を持っていける器量があるとは思ってもみなかったです。からの先生の話。もう前半の亘パートだけでも心いっぱい胸いっぱいなのにさらに畳みかけてくるんですよ……。もう涙腺がバグる。シロ高男子新体操部(顧問含め)ともしっかり絡んだストーリーになっていて満足です。エンドロールまでギッチギチに詰まってて、感無量です。監督の奥さん見て驚いてる部員たちが最高すぎて泣いた。
加えてアニメから続く選手目線の変態的カメラワーク。演出だけでお腹いっぱいになるくらい気合が入っていてもう最高です。ありがとうございました。
【★★★☆☆】劇場版アイカツプラネット! / アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~
『アイカツプラネット!』の劇場版と『アイカツ!』10周年記念新作アニメの2本立て。
『劇場版アイカツプラネット!』が【★☆☆☆☆】、『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』が【★★★★★】、足して2で割って【★★★☆☆】評価です。頭痛くなるくらい泣いた。求めていたもの以上のものが出てきてもう耐えられなかったです。早く『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』のBlu-ray出してください。
【★★☆☆☆】アラジン (吹替)
ディズニーでお馴染み、魔法のランプを手に入れた青年の冒険譚。
劇団四季の同演劇を観劇したのをきっかけに視聴。ジーニー:山寺宏一が天才的で終始最高でしたが、個人的に演劇が刺さりすぎたのもあり、アニメ版は物足りなく感じてしまいました。子供向けだと思ってへらへらしながら見てたのに表現が割と直接的で所々何とも言えない気持ちになりました。殺すとか普通に言ってるし……。どうにかならんかったのか……。時代と言えば時代なのかもしれないけど……。
【★★☆☆☆】ONE PIECE FILM Z
元海軍大将ゼットとの戦いを描いたワンピース劇場版第12作目。
ワンピース一気読みしていて熱が入っていた時期に視聴。冒頭のゼットVS黄猿をはじめ、戦闘シーンは全体的に迫力があって面白かったです。カメラワークが特に良くて臨場感がすごい。ただ、麦わら組で戦闘がフォーカスされていたのがサンジ、ゾロ、ルフィだけで、他メンバーの戦闘は雑魚戦のみで少してもったいない気がしました。
ストーリーは尾田っちが絡んでいるとはいえ、総合プロデューサーだからか設定自体はいいのにストーリーが微妙……。子供向けに簡素化させたかったのかわからないけど、ゼットの最後(戦いを辞める動機付け)がちょっとよくわからなかったです。最終戦だけ明らかに見劣りしてたし。映画なんだしもうちょっと頑張ってほしかった気もします。
【★★★☆☆】ONE PIECE FILM GOLD
黄金帝ギルド・テゾーロとの戦いを描いたワンピース劇場版第13作目。
ストーリーは『FILM Z』以上、戦闘シーンは『FILM Z』以下、総合的に『FILM Z』以上(後述の『ONE PIECE STAMPEDE』よりも面白く、今回見たONE PIECE映画3作品の中ではGOLDが一番面白かったです)。音楽の林ゆうきさんのBGMが良く、全体をうまくまとめ上げていました。テゾーロのキャラクター性が正直前述のゼット以上でストーリーには入り込みやすかったんですが、作画が微妙で集中力を削がれる感じがしました。映画なんだしもうちょっと(略)。
【★★★☆☆】ONE PIECE STAMPEDE
海賊万博で元ロジャー海賊団のダグラス・バレットとの戦いを描いたワンピース劇場版第14作目。
オールスター映画はやっぱり興奮するね~~~。強いやつ全集合の大乱闘、見ごたえ十分でした。戦闘と登場キャラクター数に重きを置いているからかストーリーはまあまあ。雑な音楽の使い方とクオリティが高いがゆえに浮いていたCGは微妙でした。まぁ、それもこれも最後のエースが全部かっさらっていったんですけどね。エースかっこよすぎだろ。
【★★★☆☆】ジョン・ウィック:チャプター2 (吹替)
前作の5日後、全世界の殺し屋から狙われるジョン・ウィックの話。
前作同様、銃撃戦の見せ方うまい。特に地下洞窟で敵から追われているシーンでの懐中電灯の揺れと発泡の光が臨場感を増していてかっこよかったです。かっこよかったシーンで言うと、ローマ行ってから銃ソムリエが出てきたシーンも印象的でした。壮観。戦闘場所も前作以上に富んでいて飽きない作りになっていました。とはいえ、駅構内でのこっそり撃ち合いはおもしろすぎて笑いました。なにあれ?
異常なまでに打たれ強いジョン・ウィックにも見慣れてきた第2作でした。そしてコンチネンタルホテルのホテルマンことシャロンさん安定のイケメンである。
【★★★☆☆】ジョン・ウィック:パラベラム (吹替)
コンチネンタルホテルの不殺の掟を破ったジョン・ウィックがまた全世界から狙われる話。
『ジョン・ウィック:チャプター2』以上に遊び要素満載でどこに行こうとしているのかわからなくなるくらいでした。簡単にカスタムされる銃、斧投げに馬蹴り、唐突に流れる「にんじゃりばんばん / きゃりーぱみゅぱみゅ」、ジョン・ウィックファンクラブこと最強の暗殺集団SHINOBI……。遊びすぎだろ……。だんだんギャグ要素の方が強くなってきている感じがしてならない。2023年公開予定のジョン・ウィック4(VS主席連合編?)も遊び倒してくれ……。
そしてコンチネンタルホテルのホテルマンことシャロンさん安定のイケメンである! 戦うシャロンさん最高!!! わんこと仲良しなシャロンさん最高!!!!!
【★★☆☆☆】少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド
テレビアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の総集編的立ち位置。
ストーリーはもちろん、レヴューの演出、キャラクターの関係性等々、素晴らしい出来ではあるのですが、さすがにアニメ版の情報量+大場ななの視点を2時間でまとめるのは無理でしたね……。アニメ本編視聴必須の総集編で駆け足感が否めなかったです(それゆえの★2評価)。本編自体の面白さは十二分にある作品なのでアニメ見返したくなった。劇場版視聴への布石には十分かと。
【★★★★★】劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
登場キャラクターが3年生になったところからの物語。「スタァライト」の結末。
劇場で見なくてごめんなさい。
視聴後の最初に出てきた感想がこれです。上映当時あれほどまでにインターネットを賑わせていたのに見に行かなかった自分が全面的に悪いのですが……。
皆殺しのレヴューが始まったところから確変が入り、ストーリー(演劇)に完全に引き込まれました。各レヴューで各キャラクターの関係性と成長を凝縮したエネルギー弾をぶつけられ続けたら脳味噌おかしくなるよ……。特に「殺してみせろよ、大場なな」。完全に狂いました。
取りこぼしている要素もたくさんある今の状態でも、この映画がいかに素晴らしかったか語らずにはいられない衝動に駆られる作品でした。
劇場体験として経験しておきたかった後悔が大きいです。本当に。観劇は生で見なきゃ意味がないんだと痛感しました。映画は映画館で見ないといけないんですよ。
【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル (吹替)
トム・クルーズ主演のスパイアクション映画の金字塔。
トップガンからトム・クルーズ欲が続いていたのと、見たことない有名作品を見たい欲から視聴。まぁ~~~メインテーマが最高。色褪せない名曲が流れるだけでテンションが上がる。
1996年上映ということもあり、時代を感じるところもちらほら。フロッピーやパソコンなんてもう骨董品レベル……。アクションシーンも同様で、最後の列車でのバトルシーンなんて爆笑しちゃった。ヘリがトンネルの中に入ってくるのはやばすぎだろ……。本編の内容自体は現代でも楽しめる(違和感のない)出来だったと思います。続きも見ていきたい。
【★★★★★】冴えない彼女の育てかた Fine
加藤恵の話。
ANIMUSEUM! 10thのときに大塚の家に紙魚猫で集まった際に視聴。おしまい。
【★★☆☆☆】どうにかなる日々
3つの恋愛劇を描いたオムニバス映画。
うーーーん。端的に言えば「中途半端」でした。題材的には好きな部類の同性愛や思春期のエピソードなんですが、どうも感情移入しきれない感じが……。オムニバス形式だからしょうがない面もあるんでしょうけど、どれも印象が薄かったです。ストーリーの生っぽい雰囲気は良かったです。
【★★★★☆】コーダ あいのうた (字幕)
ろう者の家庭に生まれた健聴者の主人公が恋や将来に奔走する話。
第94回アカデミー賞で作品賞・助演男優賞・脚色賞の3部門を受賞した本作。中盤、娘の発表会の途中から徐々に音声が消えていくシーン以降の展開が特によかったです。父親が娘に歌うよう頼み、娘の喉の触って必死に歌(振動)を感じ取ろうとするのシーンで感情のたがが外れました。そこからは怒涛も怒涛、手話をしながら歌う入学試験まで心を揺さぶられっぱなし。発表会であれだけ楽しめなかった歌をどうにか理解しようと足掻き苦しんでいた家族が最後には笑顔で娘の歌を聴いている、これ以上の救いがあるだろうか……。
ストーリーはもちろん、劇中の手話(会話)も良くて。声優オタクの性なのか、自分は声の芝居に注視しがちですが、それとはまた違った良さを感じることができました。身動きで表される音に乗らない感情がダイレクトに伝わってくる手話の熱量に圧倒されました。また、声が音声として耳に入ってこない分、環境音や生活音に意識が向き、ろう者と健聴者の違いを際立たせる演出もうまい。
家族の愛情に心打たれる素晴らしい作品でした。
【★★★☆☆】アンチャーテッド (吹替)
ゲーム「アンチャーテッド」シリーズの映画化。
良く出来たゲーム実写化でした。普通に面白かったです。原作リスペクトのシーンなんかわくわくしっぱなし。ラストのヘリで船飛ばすところも「これぞ映画!」って感じで良かったです。ストーリーの程よいおちゃらけというか緩さが良い味を出している反面、逆に締まりがなくなっているとも感じました。飛行機から落下してる最中にコンテナにぶつかってるのに「いてっ!」で済むわけないやろ。
吹替版のキャストは割りと現代声優オタク向けで新鮮でした。ネクタイ結べない主人公の榎木淳弥くん、常に四苦八苦していてうだつの上がらない森川智之さん、裏切ったり裏切られたりする強気な雨宮天さんとバラエティに富んだ面々に加え、ホテルの客役でゲーム版主人公役の東地宏樹さんが出て来たときはさすがに声出たね……。ちなみにゲーム版で相棒役だった千葉繁さんは敵側で出演。ゲームプレイ済みの身からするとのちょっと混乱する仕様で、ここはどうにかならんかったかなとも……。
【★★★☆☆】きっと、うまくいく (吹替)
インドの工科大学の寮を舞台にした3人の学生青春コメディ。
約3時間……長い……面白かったんでいいんですが……(一時間半で唐突なインターバル表示が出たときは笑った)。
『バーフバリ』が「正直そんなに……」だったのでインド映画に苦手意識があったんですけど、本作はそんなこともなく楽しく視聴できました。歌良し、吹き替え良し、ストーリー良しの3拍子が揃っていて、視聴後の心地よさは他の追随を許さないくらいに良いものでした。後半になって伏線要素がキレイに回収されていく様は本当に見事でした。学校で雑用してたお前だよ、お前。
友情と笑いを十二分に感じられる良い作品でした。
【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル2 (吹替)
トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」シリーズ第2作。
トム・クルーズがかっこよければそれでいいんですよ! 墜落する飛行機! 開始20分でキス、からのベッドイン! 当たる馬券! 宙吊り大好き! 騙し騙される覆面マスク! 割れるドでかガラス! 通路に放置される危険物! 爆発する車! バイクアクション! 銃撃戦に肉弾戦! 見たいアクション全部詰め! 最高! ……ではあるんですが、1の終盤みたいなラストバトルの高揚感はなかったのがちょっと残念でした。次回のトム・クルーズに期待。
「行き先を教えたらバカンスにならない」、それはそうだね。
【★☆☆☆☆】かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦
同名漫画の実写化映画。
何を血迷ったか見てしまいました。どうしたらあの原作をここまでつまらなくできるのか不思議なくらいつまらなかったな……。酷いところを上げたらキリがないです……(平野紫耀さんの全然頭脳戦できなそうな芝居とか感動的な花火大会の一幕をあそこまでぶち壊す徳永友一さんの脚本とか)。
良かった点は古賀葵さんが映画館のスタッフさんとして登場したところと、柏木渚役の池間夏海さんがハマっていたところと、劇中歌ですかね。
続編は子安つばめ役で福原遥さんが出演しているみたいなのでちょっとだけ見てみたい気持ちが湧いてきちゃっているんですよね……。どうしましょうか……。
本編よりも映画HPが下記の状態なのが一番面白い。
www.kaguyasama-movie.com – このドメインはお名前.comで取得されています。
【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル3 (吹替)
トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」シリーズ第3作。
序盤、トム・クルーズがバイクで飛行機の発着場に行き、旧作の登場人物と合流するシーンだけでもう最高。その後もヘリバトルに頭の爆弾解除、恒例の屋上侵入ワイヤーアクション、デイヴィアンとのトイレ攻防、燃えながら飛ぶ車、上海の屋上パルクールと、1,2以上にハラハラドキドキな展開が満載でかなり良かったです。
ストーリーも過去一良く、仲間からの手助けと裏切りが上手に描かれていました。終わり方もすっきりで好印象。いや~~~普通に騙された~~~。
それにしてもデイヴィアンくん、最高はなんとも残念な終わり方だったね……強キャラっぽかったのに……。
余談(本作からイーサン・ハントの吹替が鈴置洋孝さん→森川智之さんに代わって、これはこれでちょっと寂しい気持ちに……)。
【★★☆☆☆】劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』の続編。
ん~~~~~……。「次作への繋ぎ」の印象が強かったです……。『星なき夜のアリア』でのミトの掘り下げ(ストーリー構成)が素晴らしかった分、本作の見劣りしてしまいました。アルゴ、ずっといるけど何……? 「キリトくんだけ辛い役回り」オチももう何回も見てる気が……。
ボス戦は相変わらず良かったです。SAOシリーズが培ってきたあの高揚感は最高。
【★★★☆☆】シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション (吹替)
同名漫画の実写化映画(フランス)。
邦画実写版では絶対にできないような演出の連続(主に下ネタ)でもうお腹いっぱい楽しめました。……いやほんと、下ネタ多くてちょっときつかったところもありましたが……。
ストーリーの内容よりもパンチョ(CV:浪川大輔さん)と動物に振り回され続けた90分だった気さえします。ハムスター電子レンジのインパクトが強すぎてそれ以外覚えてないくらいでした。加えてヒヨコをバズーカに突っ込んで撃ったり、敵が投げた手榴弾を自身の飼い犬が持ち帰ってきたがために飼い主(敵)が消し飛んだり……。パンチョ怖い。動物怖い。
キャスティングは、実写版ということもあり、アニメ版とは異なっているものの実力派が揃っており、一分の隙もなし。山寺宏一さんの演じるリョウもこれはこれであり。
エンディングでお前が流れた時点でもう勝負は決まっていたんだよ。
【★★☆☆☆】ザリガニの鳴くところ (字幕)
湿地の娘と呼ばれる少女が殺人容疑で裁判にかけられる話。
湿地帯の自然美はとても素晴らしかったのですが、ストーリー面があまり刺さらなかったです。少女の半生パートと殺人事件の裁判パートのどちらも中途半端に感じてしまいました。
前者のみなら(テイトくんと結ばれる意味で)ハッピーエンドの「いい話だったなー」で終わって、まだ良かった気さえしてしまいました。悩み苦しみながらも前に進む主人公カイアをはじめ、負い目を感じながらも真摯的なテイトくん(イケメン)、チャラDV彼氏チェイス、良心の権化である雑貨屋夫婦や弁護士先生と、少ないながらも魅力的な主要登場人物たちによりカイアに感情移入しやすいストーリーになっていていました。
逆に、登場人物が少ない分、話が分かりやすく単調になり、最後のオチ(誰が犯人なのか)が予想できてしまったせいで、最後の種明かしシーンもインパクトが弱く、「まぁそうなるよね」くらいにしか思えませんでした。それ故の評価です。犯行シーンを最後に加えた、ピリッと締まった終わり方も見てみたかったです。
【★★★★★】すずめの戸締り
鈴芽が草太と出会い、”戸締まりの旅”に出る話。
2022年下半期No.1アニメ映画です。
2022年12月7日13時までは『バクテン!!』が下半期No.1アニメ映画だったのですが……。
まず、冒頭からタイトル出しまで完全に心掴まれました。あの流れが100点満点すぎて、何十回見ても飽きないと思います。視聴者を虜にするに十分すぎるほどの魅力をあの12分に詰め込んだ新海監督の手腕に脱帽。
新海誠監督の過去作を踏襲した絵の魅せ方(特に星空と水辺と都心)ももちろん良かったんですが、個人的にはストーリーが過去一でした。ヒット作として名前の上がる『君の名は。』、『天気の子』とヒット作を連発して期待の高まる中で「震災」をテーマにここまでのエンターテインメントを作り上げ、尚且つ、自分が見てきた新海誠作品の中でもトップクラスのクライマックスシーンをぶつけられてしまったら、もう言葉も出ないですよ……。最後の15分くらいずっと泣いていた気がする。
鈴芽の変わる心情の変化や成長を感じる中で、彼女から未来への希望を分けてもらえる素晴らしい映画でした。
【★☆☆☆☆】ベルファスト (吹替)
ケネス・ブラナーの幼少期を投影した自伝的作品。
う~~~ん。面白さがわからなかったです。
【★★★☆☆】かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-
同作品のクリスマス編に相当するエピソードの特別上映(テレビ放送に先駆けたもの)。
アニメ4本分を映画館で上映した感覚なので「映画」として見に行った自分としてはちょっと肩透かしをくらったような気分になりました。期待しすぎていたのかもしれません……。
現実のクリスマス時期に合わせて本エピソードを劇場で見れた高揚感や、アニメ本編と変わらない熱量の映像や芝居を感じられたのは事実です。特にかぐやの心情描写を十二分に表現する古賀さんの芝居には度肝を抜かれました。また上手くなってるよ……怖いよ……。
ただ、1時間半の中で何度も挟まるアイキャッチで全体としてのブツ切り感は否めなかったし、終盤での石上とつばめ先輩(「!?」シーン)でもうその後ずっと気もそぞろだったしでどうも最後まで集中していられませんでした。もっと映画専用の構成にしてほしかった気もします。せめてOPとEDは映像にも特別がほしかったな……。
【★★★☆☆】ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (吹替)
トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」シリーズ第4作。
アクションシーンが過去作と比べ少ない印象はあるものの、スーツをバシッときめるトム・クルーズのかっこよさだけでお釣りがくるくらいには満足して観られました。トム・クルーズがかっこよければそれだけでいいのよ、正直なところ。ビルの壁登りシーンもめちゃくちゃかっこよかったし。
ルーサーやベンジーなど登場人物の続投や、ダイブ(宙吊り)といったシリーズもののお約束もあって良かった。実家のような安心感。(本作では分析官のウィリアム・ブラントが宙吊りポジだったけど(正しくは宙吊りというより宙浮き))。
終わり方もスマートで良かったけど、やっぱりアクションシーン少なかったなって……もうちょいドンパチしてほしかった……。
「青は進め、赤はお陀仏」。
総括
下半期27本。上半期と合わせて今年は57本見ました。
今年の目標でもある映画視聴は割と順調に進められたと思います。上半期30本。
2022年上半期に見た映画の感想 - 紙鶴物置
今年劇場公開された作品も続々サブスクで配信されるようになってきて、もう追いつけていない状態です……。嬉しい悲鳴ではあるのですが。
★5をつけた作品は以下。アニメしかない……。今年No.1アニメ映画こと『すずめの戸締り』、次点の『バクテン!!』、後悔の『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 』、いずれも素晴らしい映画でした。『すずめの戸締り』はBlu-ray買うかな……。
【★★★★★】バクテン!!
【★★★★★】劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
【★★★★★】冴えない彼女の育てかた Fine
【★★★★★】すずめの戸締り
★4は以下。下半期はこの2作品。
【★★★★☆】コーダ あいのうた (字幕)
【★★★★☆】ゆるキャン△
以上! 来年も映画見るぞ!