紙鶴物置

アニメと声優と音楽とDJと読書

「アイカツプラネット!」を10話まで見た感想

紙鶴です。女児向け作品を真剣に見る異常男性の過剰感想です。ちなみに私のアイカツ経歴は、初代のアイカツ!のみ全話視聴、その他シリーズは数話視聴もしくは未視聴程度のオタクです。

 

ーーーーーー

ーーーーーー

各話感想

第1話「アイドルは突然に」

トップアイドル ハナの中の人である陽明咲がハナを引退し、代わりに本作主人公である音羽舞桜がハナとなってアイドル活動をしていくお話の第1話。普通の女の子がアイドルになる展開はお約束なので全く疑問には思わないけど、いきなりトップアイドルになるのはちょっと意外だった。もうこの時点で初代アイカツ!みたいな「トップアイドルになる過程を楽しむアニメ」ではないなーと感じた。「俺TUEEEE系かな?」くらいの気持ち。

あと、アバターと同程度に中身の人間も重要視されているのを感じた。陽明咲は雑誌で特集されるほどの人気者なわけだし。中身を公表しているVtuberに近いのかなって気はした。ここらへんの設定にずっと苦しめられるなんて夢にも思わなかった。

 

 

第2話「なんてったってアイドル☆」

珠樹るりたむ回。有栖川おとめちゃんみたいな不思議系。小椋梨央さんの芝居のおかげで、キャラクター性はかなり強いのに嫌味がなくてすごい。彼女のプロデュースもするブランドMELTY HOUSEもかわいくてほんと良い。天才である。

アイカツ!デザインマート BY アイカツ!スタイル|ブランドから探す|MELTYHOUSE|商品一覧ページ1|| プレミアムバンダイ公式通販

キャラクター性はふわふわかわいい系なのにステージドレスは赤(または青)のシックなドレスでギャップ萌え~~~。萌え萌えの萌えよ。

ここまで良かったところ。以下、愚痴。

第1話で「今週末だけ(ハナの代役)お願いします」って言っていたにもかかわらず、そんなことなかったかのように次の仕事を入れ、明咲引退を隠蔽したまま舞桜にハナをやらせ、金儲けを続けようとする悪徳事務所スターレットプロモーションが本性を表した瞬間である。ハナ自体を心機一転新たにスタートさせるわけでもなく、利益のためにメディア露出を継続するあたり、アイドル事務所の汚さがリアルに出てて何も言えない。実写だから余計に。ハナの中身を公表する正式な機会はつくるから、それまでは第2のハナを演じて欲しいと。「なりたい自分になれる場所」で舞桜にさせることがこれなのか? と思ってしまう。

ステージを終え、事務所に戻って事情を聞いたるりの「落ち着けるわけないよ! めっちゃ大事件じゃん! ちゃんと説明して-!」は同意しかない。それが普通。隠蔽を続けているスターレットプロモーションが異常。

 

 

第3話「ドレスに胸キュン♡」

ドレス製作回。舞桜の好きな衣装でハナをやる、それ自体は舞桜がアイドル活動をしていく上で必要で大事なこと。そうはわかっていても、何も知らずに「明咲がやっているハナ」として見ているファンのことを思うと心が痛い。舞桜が自分らしくハナをやればやるほど辛くなっていく。なんもかんもスターレットプロモーションが悪いのに。

ドレスをスイングにするの、ドレスをアイカツカードにするときと似てて、なんだかんだやっぱアイカツ!なんだなーって思えたのは良かった。あとショタガキことスマートキュウビも良かった。ケモナーの血が騒ぐ。

 

 

第4話「やまとなでしこロック変化」

冒頭、ハナの変化に気付いた鋭い考察オタクくん(桐畑敬斗くん)が同級生から「気持ち悪い」って言われてて涙が止まらなかった。つらい。

前述の考察オタクくんたちの話を聞いて、「(明咲がやっていた)ハナらしくできていなかった」とショックを受ける舞桜。……ん? あれ、そもそも舞桜ってここまでで初代のハナらしくしようとしていたっけ? ……勧められるがまま、軽い気持ちでトップアイドルになって成り行きで続けていただけであって、ハナ(明咲)を続けてきたわけじゃなくない? ……と思ってしまった。主人公とトップアイドルの関係性が初代アイカツ!のような「憧れの対象」ではなく、「なりきる(演じる)対象」なのがなんというか……うん……。

閑話休題

第4話は梅小路響子先輩回!!! そう、本作における私の推しです。長尾寧音さん、佐倉綾音さん似の美人。顔が良い。和装似合いすぎ。ごみ捨て検定1級って冗談ついちゃたり、ティーカップにコーラ注いで飲む美人ずるすぎ。好きすぎ。

https://www.instagram.com/nagaoshizune_official/

 

響子先輩は自分がビートだと公表していない。だからこそ、嘘偽りのない自由で自分らしいアイカツできているんだと。そんなビートが「今のハナは舞桜であって明咲じゃないんだから、自分と同じように自由で自分らしくすればいい」と言う。いい話だ……。いい話のはずなんだけどなぁ……。さすがに「響子先輩が自分らしくビートをする」のと「舞桜が自分らしくハナをする」では、意味合いが違うような気がしちゃう面倒な自分が出てきてしまってだめ。

響子先輩が自分らしく振る舞うことでビートというアイドル像を形成した。だから、自分らしく活動することの大切さを説くのはわかる。ただ、今のハナ(舞桜)の場合は話が変わってくる。今のハナを形成してきたのは間違いなく明咲であって、舞桜ではない。だから、舞桜が自分らしく振る舞えば振る舞うほど、明咲(とファン)が形成してきたハナというアイドル像は崩れていき、ファンが想うハナはどんどん乖離していく地獄が出来上がる。ハナの一件が公表されていれば話は別なんだけどね……。中身が変わっていることを知らずに(もう気づいてるかもしれないが)応援してるファン目線からしたら、舞桜が自分らしくハナをやることはマイナス要素にしか思えてならない。

 

 

第5話「シンデレラガール」

響子先輩の王子様役に……立候補しても……ええか?

演技オーディション回。キューピットさんの圧勝。からのソロステージ。……バトルステージにする必要性、ないんだねやっぱり……。第3話なんかも衣装お披露目ソロステージでもよかったのでは……。

あと綿貫いずみ、「これからはどんどんオーディション受けてね」じゃないんじゃ。さっさとハナの会見準備をしろ。

 

 

第6話「パーフェクトの神様」

キューピット回。努力型パーフェクトってことで神埼美月さんを彷彿とさせる感じ。よっぽどハナよりトップアイドルしてる。

キューピットの1位キープを喜ぶアンに対して「そうだよねー」と舞桜。本人にトップアイドルの自覚なし。第4話で自分らしくハナをやっていくって決めたのはいいけど、ハナって元々トップアイドルだよね? 制作側忘れてないよね? 大丈夫? 毎週「トップアイドルのハナをやってます」って言ってるけどもしかして誤植?

そんなことより、SDverのルリたむ、デコテカっててかわいいすぎない? キューピットさんのロリゴシック系の衣装かわいすぎない?? 美人2人がおしゃべりしてるの最高すぎない???

 

 

第7話「踊るメルリルリ!」

珠樹るりたむ回。1~10話の中で一番好きな話。

なりたい自分になれる場所でルリがなりたかったメルリになったのは感動した。自分の気持ちを相手に届けることができる自分になるためにメルリになった。これは、なりたい自分になるために新しい自分、ビートになった響子先輩とはまた違ったアイカツプラネットの形が見れて良かった。「なりたい自分になる」をちゃんと体現してる良い回。現実とプラネット内の差異が少ないるりたむだからこその演出だと思った。

また、第9話に繋がる栞ちゃんの描写も良かったね……。舞桜を通じて絡むことが多かったるりたむとしおりたむが1対1で話してるの……なんかいいよね……。失敗は宝集めだね……。脚本家 栞たむも好きだよ……。

 

追記:「爽やかスッハー!」で爆笑した。

 

 

第8話「ロックンビート!」

ビートの正体を公表する回。(ビートの正体を公表するのはスムーズなくせに、いつまでもハナの正体を公表する場を設けないで、事務所内でのバトルステージを開催する事務所なんなんだ?)

ビートは響子先輩で、響子先輩はビート。どっちも自分でどっちの自分も肯定できるあなたがす、す、好―――。

 

ふぅ。以下愚痴。

今回のバトルステージ、ストーリーのためにビートを負けさせた風にしか見えなくてあんまり楽しめなかった。ハナが成長したようにビート先輩は言っていたけど、努力描写がまったくないから全然共感できない。ここまでのバトルステージもあんまり理由のない、共感できない勝ち負けが多くて違和感が残る。シナリオのために勝つ方を決めているようにしか見えない。

 

 

第9話「マイ レボリューション」

初手からキレそうになってしまった。アイドルになりたいと言う栞ちゃんに「アイドルになるのは簡単じゃない」と言ういずみさん。どの口が言うんじゃ。終盤に栞がオーディションに合格すると信じていたみたいな描写あったけど、それで相殺されるほど善行積んでないでしょ。なんなんだこいつ以外の感情がわかない。

それにしても栞たむ、アイドルになりたい理由もちゃんとしてるし、オーディションに受かって晴れてアイドルになれてるし、誰かよりよっぽど主人公してる。「って言うかこれアイカツ?」ってセリフは紫吹蘭ちゃんを、主人公の親友で物知りなところは霧矢あおいちゃんを、崖を登るところは星宮いちごちゃんを彷彿とさせる。初代アイカツ!メインキャラ3人をかけ合わせたハイブリッド。もう栞が主人公だよ……。

あとこの回のステージもソロステージでええやん……。

 

 

第10話「世界に一つだけのハナ」

ハナが舞桜であると告白する回。かなり苦しい回だった。

冒頭。考察オタクくん(桐畑敬斗くん)がカードを届けるシーン。考察オタクくん(桐畑敬斗くん)のまともな反応が見られて安心した。ここまで抱えてきたもやもやが少しは晴れた。それにしても、カードを届けてくれた考察オタクくん(桐畑敬斗くん)への舞桜の対応よ。さすがに引いた。トップアイドルやってる自覚の無さもここまでくると逆にイライラしなくなる。

 

「お悩み相談で悩んでたみんなもこんな気持ちなのかな」って言ってるところもなんだかな……。舞桜のする告白と好きな人へする告白は別物でしょ……。「嘘ついててごめんなさい」「騙しててごめんなさい」って告白と、「あなたのことが好きです」って告白は180度違うでしょ……。そもそも、舞桜が公表に対してこんな罪悪感を抱く前に一連の事情を公表して1から舞桜が活動できるようにするのが事務所の役目では? 違いますか? アイドルを金稼ぎの道具としか思っていない悪徳事務所スターレットプロモーション? 

そんなスターレットプロモーションの綿貫いずみさんは「明咲がハナを引退したらハナが消えてしまう、そうするとファンを悲しませてしまう、だから舞桜にハナになってもらった」と。なんだかもう邪推しかできないくらいに言動と行動に誠意がないから「オタクは馬鹿で盲信的だから誰もハナの中身が代わってるのに気づいていないだろうし、このまま稼げるだけ稼いでおこう」くらいの気持ちだったのかなとすら思ってしまう。皆さんを驚かせたことを謝罪するんじゃなくて、公表が遅れたこと、騙し続けた軽率な行動を改めるべきなんじゃないですかね。

アイカツランキングのポイントを返上してイチから始める」。この発言も一見、心機一転、新たなスタートって捉えられるけど実際そうはいかないよね。ポイント返上して心機一転されるのは舞桜自身の気持ちの上での話であって、現実問題、明咲時代から積み上げてきたハナ人気がなくなるわけではないので。ハナって名前でアイドルを続けていく時点でイチから始めるのは到底無理な話。綺麗事にしか聞こえない。本当にイチから始めるなら名前を変えて外見を一新するくらいしないと駄目では。

 

考察オタクくん(桐畑敬斗くん)が今回の救いになっている。彼がいなかったらもっと暴言まみれになっていたと思う。ライブ後に握手しない描写や、「前のハナも今のハナもどっちもいい」ってセリフが、応援していたハナの正体に納得しきれていない行動と、その中でも納得しようと自分に言い聞かせるようなセリフのように思えてならない。

 

「新生ハナ 音羽舞桜の応援をよろしくお願いします」のテロップがこの作品の優しい世界を強調しているのと同時に、気持ち悪さと嫌悪感を際立たせているように感じてしまった。

 

 

総括

ここまで散々いろいろ書いてきたけど、基本楽しく見れてます、アイカツプラネット。嘘みたいな話だけど。本当です。

ライブパートのCG技術がすごい。とにかくすごい。1回見てほしい。演出もモデリングもキャラクターの動きもどれをとってもすごい。ストーリーのあれこれ全部ふっ飛ばすくらいのパワーがある。これは確か。見て。

あとキャラクターが魅力的。長尾寧音さん筆頭に実写パートもアニメパートに負けず劣らず顔が良いんじゃ……。顔面派のみんな、長尾寧音さんを是非……。

https://www.instagram.com/nagaoshizune_official/

 

Youtubeで毎週無料で見られるおかげで久々にちゃんとアイカツシリーズを追えているのでこのまま頑張って完走したい気持ちはある。あるから頑張ってくれシナリオ。

アバターと中身の話、Vtuberのあれこれがたくさんネットにあがっているからそこらへん読み漁って理解を深めようとしているけど、如何せん根本が違うから直接的な救いにはなっていない。誰か助けてくれ。こんな面倒なこと考えないで普通に楽しみたいだけなんだ……。

panora.tokyo

 

とりあえず、第11話見てきます。それでは。

 

 

 

www.youtube.com