紙鶴です。羽生善治 著『決断力』(角川oneテーマ21)を読みました。
将棋棋士 羽生善治さんの著書。斉藤孝 著の『上機嫌の作法』同様、角川oneテーマ21は読みやすくて良い。
本書は”決断力”について書かれているというより、羽生さんが将棋を通して学んできたこと、経験してきたことを中心に書かれている。どちらかというとエッセイ寄りな内容。普通の人が言うと陳腐に聞こえる言葉もたくさんでてくるけど、ある道の先頭に立っている人が言うと重みが違うなと。『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない 』にも通ずるものがあって、1つのことを極める過程で学べることは似通ってるのかなと思った。過去に読んだ本で思ったことと新しく読んだ本で思ったこととの結びつきが感じられるとなんだか嬉しい。おもしろかったです。
何かに興味を持ち、それを好きになって打ち込むことは、集中力だけでなく、思考力や創造力を養うことにもつながると思っている。(P92)