『スタイルズ荘の怪事件』を読みました。

紙鶴です。アガサ・クリスティー 著の『スタイルズ荘の怪事件』(ハヤカワ文庫)を読みました。

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早早事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場。
「BOOK」データベースより

氷菓』で『ABC殺人事件』が出てきたのをきっかけにアガサ・クリスティーを読んでみたくなり、本書を購入。約350ページを4日くらいで読破。意識して本読もうと思えば読めるもんだなと。

ポアロの思考の後を追うヘイスティングズ、そのヘイスティングズの後を追う読者といった感じで終始読んでいました。何気ない情報や場面が全てポアロによって精査され事件が紐解かれていく過程、手口の種明かしからエンドロールまで綺麗に作り込まれていて満足感がすごい。推理モノでここまですっきりまとまった終わり方は初めての経験かもしれない。推理小説の王道たり得る一冊でした。

 

蛇足

アニメ化時のキャスティング妄想しようと思ったけど、想像力乏しく全然思いつきませんでした……。ポアロ小野大輔さん、ヘイスティングズ神谷浩史さんで見たいなーくらい。