『冴えない彼女の育てかた FD2』を読みました。

紙鶴です。丸戸史明 著の『冴えない彼女の育てかた FD2』(富士見ファンタジア文庫)を読みました。

 「せっかく今は女子だけなんだし、もうちょっと女子会っぽいこと話さない?」ゲームのロケハン旅行先での露天風呂女子トーク。「駄目、駄目だわ…これだと倫理くんは完全に堕ちてしまう」人気ラノベ作家によるメインヒロイン演技指導。「あたしそれ本当に言ってたの!?」今、明らかになる同人イラストレーターが過去に交わした約束。「絶対にトモを脱どう…脱オタさせてみせる!」ガールズバンドに所属する非オタ従姉妹の押しかけ宣言。俺、安芸倫也がプロデューサーを務める同人ゲームサークルblessing softwareヒロインたちの隠された魅力を描く短編集が再び登じょ…って恵、隣にいる女性はだれ!?

「BOOK」データベースより

 

 

「リテイクの向こう側」「さっさと帰らなかった彼女」「劇場版への分岐点」が良かった。いずれも加藤恵が関係する回なんですけどね……。

 

どんどん面倒くさくなっていく加藤恵の遍歴を感じられるのが愛しくもあり、悲しくもある。所々時系列がわからなくなっちゃって大変だったけど。

 

最後の「劇場版への分岐点」で原作ENDと劇場版ENDはパラレルワールドの別エンディングだとわかり、なんだか2回殺された気分。1度で2度おいしいと捉えるか、1度で2度苦しいと捉えるかは読者によるのかな。どちらにせよ、最終的に加藤恵が幸せになるんならさして重要なことではないよね。そうだよね。

 

 

 

 

 

 

 


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