2022-06-24 リーディングシアター vol.3「RAMPO in the DARK」を観ました。

紙鶴です。「RAMPO in the DARK」を観てきました。その感想。

概要

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感想

各公演キャスト入れ替わり制の本作品で私は6月24日の19時回(野島健児さん、大河元気さん、日高里菜さん主演)を観劇しました。初の朗読劇、かつ、日高里菜さん誕生月に本人のお芝居を拝見できることもあり、心躍らせながら会場へ。

会場には大きさの異なる複数シャンデリア、レースのかかった台座、中世ヨーロッパを思わせる椅子が青と紫のライトに照らされ、ダークファンタジーな雰囲気を醸し出していました。朗読劇とはいえここまで舞台セットに凝っていると期待感が増す。わくわくしながら開演を待ちます。

 

前半「疑惑」

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野島健児さんと大河元気さんの二人芝居。登場人物が少なく、関係性も複雑でないため、あっさりとした推理モノの印象を受けました。その分、お二方の芝居に注視して観ることができたのはよかったです。大河元気さんの気弱さと不気味さ兼ね備えた芝居、野島健児さんの若々しくも落ち着いた芝居、いずれも朗読劇の魅力を感じられる素晴らしいものでした。特に大河さんの心理変化に合わせた芝居の変化が自然で良かったです。さすがプロ。

 

後半「陰獣」

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野島さんが語り部兼主人公である探偵小説家役、大河さんが警察、日高さんが狙われている若妻役。ストーリーは「疑惑」同様、原作準拠なので割愛。

野島さんは「疑惑」とは打って変わって落ち着いた大人の男性のお芝居。個人的にはこちらの方がしっくりきて感情移入しやすかったです。また、地の文と役との切り替えがスムーズかつわかりやすく、長台詞も多い中、クオリティの高い芝居に圧倒されました。地の文がすらすら頭に入ってくるから情景が頭に浮かぶ。後半にいくにつれて熱の入る箇所も増え、より一層世界観に引き込まれていく……これがプロ……。

大河さんは全然喋らねぇ! 登場頻度めちゃ低だから仕方ねぇ! 以上!

さて、大本命の日高里菜さんですが……。

超かわいいっ!!!!!

 

赤を基調とした着物に髪飾り。和装で若妻美人未亡人役とか設定盛りすぎだろうがよ……。江戸川乱歩、大正昭和のライトノベル作家かよ……。

様相もさることながら、芝居も素晴らしく……。不安からくる弱々しい震え声、春泥からの手紙読むときの低い声、官能的で妖艶な熱を持った囁き声、いずれにおいても鳥肌もの。特に探偵小説家を誘うお芝居は耳元で囁く系ASMRそのもので、公開ASMR収録を目の当たりにしているような感覚に陥り気が狂うかと思いました。好きな人の官能的な芝居はひとりのときにゆっくり聴かせてくれ……。

 

本公演はこの回のみの観劇でした。各公演キャスト入れ替わり制なので別の人でまた見たいと思う内容でした。個人的には諏訪部順一さん羽多野渉さん桑原由気さんの回が見たい。情勢も落ち着いてきてはいるのでまた観劇に行けるといいな。

 

 

 

それにしても日高里菜さんほんっっっっっっっっっっっとうにかわいかったな……。