紙鶴物置

アニメと声優と音楽とDJと読書

新潟アニソンDJディスカッション 第1回 しょ~か&飴

紙鶴です。これやりました。

 

第1回は新潟アニクラの父、しょ~かさんと、新潟大学のオタクサークル『あにみゅ!』の創設者、飴さんをお迎えしました! それでは早速やっていきましょう!

 

概要

新潟のアニソンクラブイベント文化の歴史を振り返りつつ、新潟産アニソンDJが強いとされる理由を探るインタビュー企画。

 

ゲストプロフィール

しょ〜か(A-FLASH/Re:オタクコンプレックス)

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2002年にDJを始め、2010年からアニメソングを中心としたDJ活動を開始。
2011年に新潟の2.5次元というイベントに出演し以後レギュラーDJとして加入。並行してA-POP系イベント『とあるしょ〜かの○○』(○○は毎回変わる)というイベントを主催する。
2013年にあにきゅーぶ!を設立し2018年脱退。
現在はレギュラーイベントの『Re:オタクコンプレックス』や【みんなのスキを輝かせたい!!】がコンセプトのイベント『A-FLASH』を新潟市で立ち上げるなど県内はもちろんのこと、東北や北関東など幅広い地域でDJ活動中。
カレイドスターの様な女の子が頑張るアニメやサンライズ作品、声優の井口裕香さんが大好き。
自分の"ダイスキ"とフロアの"ダイスキ"を融合させ、カレイドステージの様な時間を作るDJプレイを常に意識している。

出演歴2.5次元(新潟)、あにきゅーぶ!(新潟)、MOGRA MIX vol.1 mixed by DJ WILDPARTY リリースツアーin新潟、東北&北関東のイベント多数

 

(あにきゅーぶ!)

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新潟出身の30歳。新潟最大のアニソンパーティー『あにきゅーぶ!』所属。
2012年、アクティブなオタクサークルに憧れ一念発起、友人らと新潟大学にアニソンサークル『あにみゅ!』を立ち上げ、『あにみゅ~じあむ!』等でDJ活動を開始。
2013年、『あにきゅーぶ!』の立ち上げメンバーとして参加。DJ活動の幅を広げ、現在も地元でフロアを沸かせている。
2016年春、就職を機に上京。フットワークの軽さを活かして今日も各地にお出ましている。
自分自身のイベント参加で培った現場感を活かしたプレイスタイルで、フロアが一体になって遊べるわちゃわちゃとした空間づくりを心がけています。
女の子の声がいっぱいする曲が好き。

出演歴:Xi-lium vol.62&69、アニソンインデックス!! vol.88、アニエラフェスタ2019(DJ公募企画チャンピオン) 等

 

しょ~かと飴の出会い

紙鶴
自分が大学入る前(2013年以前)のことをいろいろお聞きしたいのですが、新潟アニクラの発起人的立ち位置のしょ〜かさんと飴さんはいつ、どこで出会ったんですか?


2.5次元』に遊びに行って、存在を知りました。
飴・もろこし兄貴「あのしょ〜かってやつ、ええやん!」
しょ〜か「『とあしょ〜』やってるで^^」
飴・もろこし兄貴「おけ! オタ芸しにいく」
みたいな感じ。2011年かな。。。

しょ~か
出会いは飴が言った通りかな! 飴ともろこしがTwitterで『とあしょ〜』の事話しててそれを見て絡みにいった!

もろこし兄貴:『あにみゅ!』発起人のひとり。ピンクの人。以下もろこし。morokosianiki | Mixcloud

 

2.5次元』の話

紙鶴
先程名前の出た『2.5次元』が新潟のサブカル系DJイベントの始まりって感じなんですかね?

しょ~か
そうだね! アニソンがたくさん掛かるイベントで大規模な感じだと『2.5次元』が最初だったと思う。

紙鶴
イベント内容はどんな感じだったんですか?

しょ〜か
2.5次元』はアニソンを掛けるDJさんもいれば、アイドルのライブがあったり(Negiccoさんとかでんぱ組.incも出演)、ほんとエンターテイメントって感じだったかなぁ。とにかく規模が大きいイベントでした。


当時の言葉で"サブカル全般"って感じのごった煮的な感じでしたね。
2.5次元』みたいな他ジャンルを一晩で楽しめるイベントもあったり、例えばCLUB SOMETHINGさんの東方楽曲オンリーイベントもあったりして、今思えばいろいろあったあの頃。

CLUB SOMETHING:HAGINO、orker、G-TAKによるオタクDJ集団。
o r k e r (@orker) | Twitter G-TAK (@extend_gtak) | Twitter ハギワラ (@DJ_TaekwonV) | Twitter

紙鶴
今の新潟にはあんまりない感じのイベントだったんですねー。ちなみに、この頃(2010年)のイベント情報ってどこで入手してたんですか? やっぱりTwitter

しょ~か
そうだね! その当時はもうTwitterでいろんな情報が探せる時代だったと思います。

 

イベントの設立の話

紙鶴
『あにきゅーぶ!』発足の話をする前に『とあしょ~』についてお聞きしたいのですが、開催期間はいつ頃だったんですか? 

しょ~か
開催期間は2011年〜2013年かな。後半はあにきゅーぶ!と被る時期もあったかな。ジャンルはアニソン・ボカロ・東方・ゲーソンetc各ジャンルに強いDJが集まっていた今で言うA-POP系イベントだったなぁ。年5〜6回くらいやっていて主に金曜日のオールナイトイベントだったけど毎回30〜40人くらいの集客はあったと思います!

紙鶴
イベント内容はどんな感じだったんですか?

しょ~か
お客さんはヲタ芸打つ人や普通に音楽を楽しんだりお酒を飲みに来たり幅広い層だったかなぁ。大きくはない会場だったけど、ヲタ芸とかジャンプする人もブースから左側に固まってくれたり自主的にルール守ってくれたり良い雰囲気でやれていたと思います。最初に飴・もろこしとTwitterでやり取りした時のリプで「(とあしょ〜)打てますか?」って来たの今でも覚えています(笑)。

紙鶴
現場系が強かった時代を感じる……。

 

紙鶴
2.5次元』や『とあしょ~』を経ての『あにきゅーぶ!』、『あにみゅ!』発足の流れかと思いますが、設立の経緯は?

しょ〜か
2012年で『2.5次元』が休止してしまい、自分が『とあしょ〜』しか所属イベント無くなったってのもあるんだけど、『2.5次元』でシーザーさんと共演したり、MOGRAのイベントを配信で観てたりするうちに新潟でもアニソンメインのDJイベントを立ち上げたいと思い、その当時にアニソンメインでDJしていた方々を誘って2013年に『あにきゅーぶ!』を設立しました。

あにきゅーぶ!:新潟の原曲アニソン系DJイベント。
あにきゅーぶ! (@anicube_niigata) | Twitter


『あにみゅ!』も「アニソンを通じてワイワイやっていこうぜ!!」的な感じでイベント開催とか目指すオタクの意思で始まった感だねー。さまざまな方とのご縁もあり、結果的にサークル立ち上げ2ヶ月目というめちゃめちゃ早い段階でアニクラ開催することができたね。

あにみゅ!新潟大学のアニソンサークル(当時)。アニソンクラブイベント『あにみゅーじあむ!』を運営。
あにみゅ!公式アカウント (@sd_anison) | Twitter

紙鶴
飴さんたちが『2.5次元』に遊びに行ったのと、『あにみゅ!』を設立したの、時間軸的にどっちが先になるんです?


2.5次元』に遊びに行ったのが先。遊んでいく中で「こいつら水樹奈々とかスフィアみたいなバチクソ高まるやつあんまり流さないし、もう俺らでDJやろうや!!(若さ)(今思えば失礼すぎる)」みたいになったのもありDJ思考の芽生え、オタク集めて団体設立モチベ芽生え、って感じ。

紙鶴
そこらへん、あんまり知らなかった……。

 

紙鶴
創設時のエピソードはなにかありますか? また、設立時の方向性・目標があればそこらへんも聞きたいです。

しょ〜か
エピソードかぁ。『あにきゅーぶ!』初回ゲストにDJ Gyaranさん・VJ KITUNEさんをお呼びしたんだけど、開催決定の告知の段階で凄く反応良かったのをおぼえてるなぁ。結果的に80人くらい集客あって手応えを感じたから次に繋がったかな。
設立時には特に目標とかはなかったな。ただ、他県でアニソンイベントが盛んな所があったから、新潟もアニソンイベントが増えるきっかけになればなという気持ちはありました。
飴は『あにきゅーぶ!』誘われた時どう思った?やる気とか目標みたいなのは?


Ustreamで眺めていた遠い世界、憧れである"原曲アニソンオンリーイベント"を新潟でもやれると思うと震えたね。メンツ的にも当時の【新潟オールスター】って感じで頼もしく思えたし、プレイにおいては少なくとも俺やもろこしは"関東感"を意識していたと思ってます。

紙鶴
『あにみゅ!』創設時はどんなでした?


方向性・目標は【新潟のアニソンシーンを盛り上げる】でした。ただし後述のようにその思考は創設メンバーとその周辺にしか認知できておらずメンバー勧誘などで苦戦。
『あにみゅ!』創設時は現役大学生メンバーのほか、『あにみゅ!』OB(サークル設立前から飴もろこしと徒党を組んでオタク遊びしていた連中)に、『あにみゅ!』QB(陰から支えてくれる界隈の先輩たちで『魔法少女まどか☆マギカ』のキュゥべえからもじって任命)に、しょ~かさん、orkerさん、HAGINOさんみたいな存在もいた。初年度からDJやってた飴もろこし(+青柳、hikky(以下、ひっきー)、こーた、キターくらい)しか認識してないかもだけど。
よかったことはTHE PLANET(以下、PLANET)との出会えたこと。そこのスタッフの細井さんとの出会い、目標としていたサークル主催のアニクラ開催が2か月目(2012年5月)にして実施できた。

ameblo.jp

上手くいかなかったことはサークルのメンバー勧誘。難しい話だけど、初年度はとりあえずサークルの規模や影響力を増やしていこうと「オタクサークルです!!!!」っていうだけのアピールがすごかったため、結果的に【アクティブなオタク】を狙い撃ちするのは難しく、いわゆるオタサー的な空気感も増えていく流れを作ってしまった。ちゃんとした方針や理念(アニソンを通じて新潟を盛り上げる、みたいな)のがあれば、もしくはそれが理解され浸透していればまた違ったのかなとも学生生活後半からずっと思っている。
楽しかったことはこれまで学生生活でやれなかったことがいろいろやれたこと。外部箱でのアニクラ開催、学祭でのブース出展(軽音楽系団体とのナワバリバトル)、大学生のサークルっぽい活動(浜コンやら忘年会など。初年度は毎週の定例会のマンネリ化脱却のため"即興お笑いバトル"とかもやってた(…今思うと謎すぎる!))。

紙鶴
ちなみに飴さんともろこしさんのファーストコンタクトっていつだったんですか?


大学入学して1ヶ月経った時に講義中に茅原実里パーカーのオタク見つけて講義終わりに走って捕まえたのがきっかけだね。実は同じ学科の同期だったと判明。

紙鶴
う~~~ん、行動力のあるオタクさすが! 他、主要メンバーとして挙がった青柳さんひっきーさんこーたさんキターさんとはどんな感じで出会ったんですか?


2010年に飴もろこし入学。同じ学科。同年夏、茅原実里オタクオフ会をきっかけにあなざーさんと出会う。
2011年にあなざーさん卒業前に軽音楽系団体のつながりから交友が広がっていき、そこでひっきーたちと繋がりカラオケオフ、キモい顔で鍋をするなどオタク遊びをする仲間となる。サークル作るか〜〜の流れ生まれる。
2012年にサークル立ち上げ。
青柳は工学部に貼られてた勧誘ポスターを見て単身乗り込んできた猛者。こーたは青柳に似た感じだった気がする(うろ覚え)(のちにあなざーさんのいた軽音楽団体MMC所属と知る)。キターは飴もろこしの学科に高専卒で3年次編入してきた、オタクかつネットラップとかでクラブ要素いけそうなので勧誘(確か)。

紙鶴
おもろ……。


学部4年で新設オタサーに乗り込んでくる行動力のオタクやばすぎる。
書き忘れてたけど、みやさんも夏くらいに知り合いの知り合い的な感じでフラッと遊びにきてウェイ!wとなってサークル加入したマンだった。

紙鶴
やっぱり初期世代はかなり濃い……。

 

箱(会場)の話

紙鶴
THE PLANETの話も出たので箱周りのことお聞きしたいです。『2.5次元』周りについて調べていたときにCLUB JUNK BOX mini(以下、JUNK BOX)って会場が出てきたんですけど、これってGOLDENPIGSの前身であってますか?

THE PLANET新潟市中央区万代に位置するクラブ・ライブスペース。現在は閉店。

GOLDENPIGS:BLACK STAGE、RED STAGE、YELLOW STAGEの3ステージからなる新潟のライブ・クラブハウス。以下、ゴルピとも。 Live Hall GOLDENPIGS

しょ〜か
そうだね!JUNK BOXは前身だね。私はJUNK BOX時代からお付き合いがあり、いろいろイベントやらせていただいていたんだよね。JUNK BOXもいろいろ移転していて今の場所に移ったんだけど、最初は今のGOLDENPIGS YELLOW STAGEってイベント仕様じゃなくてダンスレッスンとか控室みたいな感じだったんだよね。当時は壁もコンクリートじゃなく鏡張りだったり。そこを当時一緒にイベントしていた仲間たちと「ここをイベント会場にしたら面白いんじゃないですか?」って言って。もちろん私達の意見だけじゃないだろうけど、その後改修されて今の会場レイアウトになりました。もう14〜15年くらいになるかなぁ?
こけら落としのイベントにも出たんだけど、当時はアニソンメインのDJじゃなかったからYELLOWでアニソンイベントやったのは2011年くらいからかな。

紙鶴
へぇ~~~全然知らないことだらけでめちゃおもしろい……。PLANETとの出会いはどんな感じでした?

しょ~か
PLANETさんとの出会いは、PLANETのスタッフの細井が『とあしょ〜』に遊びに来てくれて。細井は栃木だったり仙台にネットワークあったので知ってるDJさんとか共通点が多くあり仲良くなってPLANETのイベントに誘ってもらった感じかな。そのPLANETさんでいきなり『livetune feat.初音ミク "Tell Your World EP" RELEASE PARTY in NIIGATA』に出演させて頂いたり良い思い出はたくさんありますね。

紙鶴
すげぇ~~~。話を聞く限り、クラブ側とかなり密接な関係を築いてきた印象を受けます。そんな中でも、サブカル系のクラブイベントをやることに対して、箱側の印象ってどんな感じでした?

しょ~か
当時の印象かぁ。箱側の人にもアニメとか好きな人いたりすんなり受け入れてくれたので感謝しています。私にアニソンイベントやりませんか?って言ってくれたのも最初はゴルピのスタッフの方で。それが『とあしょ〜』の始まりかな。

 

県外との交流の話

紙鶴
しょ〜かさんは東北と北関東、飴さんは関東とのコネクションがかなり強い印象あるんですけど、「これがきっかけで知り合い・ゲスト出演が増えた」みたいなタイミングってありましたか?


Twitterでのやりとりがメインではあったけどやっぱり現場で会って話して、かなー。
Twitterのやり取りという部分もリプライコミュニケーションだけじゃなくて、Ustreamの実況しながら、イベントの話題を出しながら徐々に個人を認知されていったとかが多いかも。
あとはリアルで会えるときにちゃんと挨拶する、現場(クラブ・ライブイベント)でワイワイする、が大きいかな。
知り合いはそれで増えるけど、ゲストで呼ばれることが増えるかどうかは【人として】【DJの腕前として】それぞれある程度の”問題のなさ”があればイベントの声がかかるかなと思っている。DJの腕はMIXなり『あにきゅーぶ!』とかに呼んだときに見てもらってたりとかで判断されてたのかなー。何にせよ人同士のコミュニケーションは上手くやれないと、かも。

しょ〜か
私は『あにきゅーぶ!』のオーガナイザーだったと言うのが大きいかな。『あにきゅーぶ!』に遊びに来てくれた方からご挨拶いただいたり、県外に遊びに行った時にも「『あにきゅーぶ!』のオーガナイザーしているしょ〜かです」と挨拶する事で認知を得たり。東北・北関東のイベント出演が多いのはやっぱり直接遊びにいって交流したのが大きいかなと。正直、県外のイベント遊びに行った回数は新潟のアニソンイベント関係者では1番多いかなと。

 

紙鶴
県外、特に関東との繋がりで一番影響力があったのは『あにきゅーぶ!& Xi-lium合同イベント がたりうむ』(以下、がたりうむ)かと思います。地方から見た、Xi-liumをはじめとした都内のビッグイベントの印象っておふたりはどんな感じでした? 個人としては憧れ半分対抗心半分だったんですけど。

しょ〜か
私は抵抗心はまったくなかったよ。むしろ、まだアニソンイベントが数少なくて新潟にアニソンイベントを根付かせる為にいろいろ勉強させてもらったり、ゲストとしてお呼びして力を貸していただいたり本当に参考になることばかりで。
もしかしたら、ただの所属DJだったりもっと視野の広いDJなら「ビッグイベントに出て関東でも名前を売りたい!」って思ったかもしれないけど、私は新潟のイベントを作る事に精一杯で今にいたります(笑)
『がたりうむ』は私が新潟にアニソンイベントを根付かせる・県外からの新潟アニソンイベントに対する知名度を増やすと言う意味では大成功だったかなと思います。もちろん、開催する為の準備とか凄く大変だったけど、かうかうさんが新潟大学出身っていう事があったり、『Xi-lium』に何度も遊びに行く中で『Xi-lium』㌠に仲良くして頂いたりしたのも開催出来た要因かな。

イベントごとの空気感はそれぞれあれど、都内のビッグイベントって基本的に「規模でかいしフロアの盛り上がりすげーなー」と思って見ていました。出演者もお客さんも、人数や理解度のレベルが高い感じ。
ただ、もちろんDJとして腕前がすごい人もたくさんいる中で、出演している全員が全員上手いわけじゃない(ように感じる)イベントもいくつかあるなと思っていました。その点についてはDJの腕前だけじゃなくコミュニケーション力とか人望面も含めて総合的なスキルが高いんだろうなあと思っていたので、少なくともDJプレイ面では力伸ばして負けないようにしないと、と思っていた。
コラボしていただいた『Xi-lium』でいうと、みんな”個性の光らせ方が上手い”なと。イベント中の時間帯ごとにDJの作る空気感が上手すぎる。優しくて面白い方が多く、コミュニケーションのとり方も超一流なので一緒に時間を過ごしていて楽しいのはありましたね。やっぱり個々のキャラクター性がしっかりしているんだろうな・・・。

しょ~か
ちなみに、飴とややちゃんをくっつけたのは私が『がたりうむ』を企画したお陰もあると思いますよ!!(笑)


しょ〜かさんおよび『がたりうむ』の皆さまのおかげで今の暮らしがあります、感謝!!!!

 

紙鶴 
飴さんは2回『Xi-lium』に出演してますけど、出演の経緯とか出演前後の心境の変化とかありましたか?


オファーの声かかった時は震え止まらんかったなー。あの舞台に自分が!!って想像するだけでニヤつきながらも闘志で燃えてた気がする。
細かくは聞いていないけど、それまでも交流自体はあったところに『がたりうむ』という大きなポイントがあり、そこからも何度か遊びに行き就職を機に上京したタイミングで声をかけていただいたのかなと思ってます。
2016年4月に初出演した回、確かゲストはANONYMOUSさん、いちごおれさん、自分のメンツだったけど、「『Xi-lium』のゲスト3枠目(19:00-19:40)を任せるのはちゃんと信頼してる人だけ」「基本何回か呼んでる人とか著名ゲストとかしかいない」「飴くん、頼むよ!」と言っていただけたのは今でも覚えてます。すげー信頼してもらえてるのありがたいなと。
新潟を拠点としていた自分が東京に踏み出したタイミングで、DJとしても同じタイミングで関東デビューとなった感じでした。お客さんもみんな暖かく声をかけてくれて本当に良い経験をさせていただきました。

紙鶴
胸熱……。

 

若手の話

紙鶴
しょ〜かさんも飴さんも若手の育成・指導をしてきたと思いますが、気を付けていることや「これはちゃんと教えてる」みたいなことはありますか?

しょ〜か
自分は技術的な事はあんまり教えられないし、教え方が上手くなくて偏ったDJになって欲しくないからあんまりアドバイスとかしないんだけど、案外わからない「DJ中の転換」とか「DJ中に楽しくプレイ(画面見すぎないでお客さんを観ようね)」とかイベント中の交流の大事さだったり普段教えられずに行くとテンパっちゃいそうだなぁってのはアドバイスするようにしているかな。私自身がアニソンDJをやる前を含めて、様々な現場で様々なDJさんとご一緒した経験が今も活きているので、主に若手のメンタル面のサポートが多いかもです。
ただ、DJ MIRUさんだけは1から技術とか音源管理とか真面目に教えたかな。今では『あにきゅーぶ!』以外でも活躍してて県外でもDJしたり凄いと思います。

MIRU:DJでコスプレイヤーでボカロPな人。 MIRU (@KA_mi_RU) | Twitter


若手育成する時ってまずは「DJやってみようという気持ちを後押し」して「DJ後、達成感と共に得られたものを次に繋げていく」ところが大切かなと。
デビューの時とかは特に、まずは自分の好きなものばっかりになったとしても楽しくDJやってもらえたほうが良いなと思っているね。
いずれ経験を積んでから、イベント全体の流れで自分に求められる立ち回りを意識することや考え方をあくまで自分の認識ではこう、と伝えていくイメージ。
その中でしょ〜かさんも言う通り、そもそも現場でどう立ち回れば良いか(家で1人で練習する時と違って箱のミキサーに接続して音を出す、前後にDJがいて転換が発生する、遊びに来たお客さんを目の前にする、人とコミュニケーションをする)ってのは箱の環境をお借りして、人前に立ってプレイする以上大切なことなのでそこも伝えるようにしていたと思います。

紙鶴
新人を見る中で感じた新潟のDJの特徴みたいなものって何かありますか?

しょ〜か
特徴かぁ。やり始める理由(自分の好きな曲を掛けたい)とか最初の技術力って新潟だからとか他県だとかそんなに差はないと思うんだよね。
その中で、『あにみゅ!』のDJは先輩が代々後輩にじっくり時間を掛けて教えていて、デビューから「自分の好きなコンテンツを落とし込んで上手いDJするなぁ」って感じる人が多いイメージかな。

紙鶴
あ〜それはあるかも。


新潟大学の環境でいうと、やはり先輩後輩の距離が近いのが本当に良いことかなと。だいたいの大学生が大学周りに住んでいるからすぐ交流できるという物理的な距離もそうだけど、良い人が多いので優しく色々話しながら心理的な距離も近く新人に接していく風潮はあったかもしれない。
みんないい人だな〜〜ってのはとても思います!!あと新潟のDJは秘めた野心とか技術力向上を狙う気持ちとかめちゃめちゃ高い人多いなって思います。今の『あにみゅ!』の子たちにもこの辺聞いてみたくなるね。

 

新潟のアニソンDJが上手い理由

紙鶴
「新潟のアニソンDJが上手い理由」について聞いていきたいんですけど、その前にお二人の思う「上手いDJ」ってどんなDJですか?

しょ〜か
うまいDJかぁ。まず、うまいって、繋ぎが上手い・お客さんを盛り上げるのが上手い・イベント慣れしていて安定して巧い・公募チャンピオン等で旬なDJ(旨い=美味い?)など人、更に言うとDJ視点かお客さん視点かによってもうまいの捉え方全然違うと思うんだよね。
私は、言語化難しいのですが、イベントとかで聴いてると思わず『うまっ!』って口にでてるんDJさんがいるんだよね(笑)。そしてそのDJさんを好きになる。私が思ううまいDJ=私の好きなDJかな。全然答えになってなくてごめんなさい(笑)。
ちなみに、私が最近うまいと思ったDJさんたくさんいるんですが、特にうぇいゆー君(宮城)・けいるさん(宮城)とかかな。新潟のDJさんとも交流したら面白いだろうなって思う2人です。


しょ〜かさんの言う通りシーンごとにいろんな”うまい”があると思うけど、基本は「単純にDJとして繋ぎが上手い人」(曲から曲へ移行する際の違和感のないミキシング、意味のある繋ぎで唸らせる選曲のセンス)、「空間づくりが上手い人」(DJとしてのステージング、お客さんを巻き込んで盛り上げるとかフロアを愛し、愛される感じ)、「トリックプレイが上手い人」(いわゆる必殺技的な繋ぎで思わず呆気にとられてしまうやつ)、この辺を感じると自分は「うまいな〜」って思っちゃうかな。

紙鶴
ありがとうございます。では、本題の「新潟のアニソンDJが上手い理由」について、おふたりはどう思いますか?

しょ〜か
質問の意図とずれちゃうかもですが、「新潟のアニソンDJが上手い」に関してだけど、みんながみんな上手いわけではないよね。そんな中で上手くて新潟のイメージを高めてくれているDJさん(飴・もろこし・紙鶴・かしまetc)に共通して言えるのは、正直、ほとんどは本人のセンスや練習量のおかげかなと。
そこにプラスして前の質問の回答内容に被るけど、『あにみゅ!』であれば先輩から後輩へのアドバイスだったり、県外DJとの交流で得た事を自分の経験に出来ているからなぁ。まぁ、こう言うと新潟のDJで上手いって言われるのって『あにみゅ!』出身が多いよね。あにみゅ!凄いと思います。

紙鶴
みんながみんなうまいわけではない、には同意しかないですね。現場経験が少ないからあんまり上手くないって人はまぁ仕方ないですけど、現場経験が多くても上手くない人それなりにいますし。

しょ〜か
今のコロナ禍だと難しい所もありますが、自宅での練習だけでは無くいろんな現場に遊びに行って他のDJさんのプレイをみる事で得るものは大きいと思います。そういう意味で、上に挙げたDJさん達は、私もたくさん県外に連れていっていろんな現場をみせてあげれたのが上手くなる要因に繋がっていたら嬉しいなと。
新潟や他県のイベント行ったりして「私、このDJさん好きだわー!」とか思う人見つけると自分のDJにも還元できるかなと思います。今では配信もたくさん観れるのでいろいろ観て欲しいなと。

紙鶴
しょ~かさんの話聞いてて、「新潟のアニソンDJが上手い」っていうより「新潟のDJが上手いって外部から思われやすい機会が多い」って話のような気がします。要因として大きめの公募で選出されてるってのが大きいのかなと。『アニソンインデックス!!』でのかしまとか、『ADMIXX』でのGくんとか。


「公募チャンピオン!また新潟の人!」って感じにうまいこと話題になりがちだけど、新潟のシーン全体がスーパーDJだらけというわけではないよね確かに。

しょ〜か
そういうのにチャレンジする意欲も大事だよね。昔とか「新潟のDJで公募だしまくるぞー!」とかみんなで頑張った時期もあるし。
かしまが上手いのは間違いないけど、やっぱり自分で現場をたくさん見てきたのはでかいと思います。公募選出されたときに他県の交流あるDJさんからもたくさん祝われていたり応援に来てもらったり、そう言う繋がりも経験として大事なんだなぁって改めて思いました。


これまでの流れにもあるけど、「良いコミュニティ」に助けられたのが大きいかなと思ってる。ありがたいことに「新潟の人はDJが上手い!」みたいな話題を都度目にするようになったけど、そもそも”新潟に流れる空気感が人間の体内に潜む能力に作用しDJ力が爆発的に向上”、、、みたいな神秘的なものではもちろんないなと(笑)。あくまで人と人とが作用しあって今の新潟があると思っています。
遡ればまだまだ都心に比べるとイベントがそこまで多くない頃から、関東の大きなイベントの配信や有名DJのMIXから刺激を受け、先輩であるしょ~かさんたちにいろいろ教わりながら地方のシーンを徐々に作って、拡大していって。後輩たちにもいろいろ教えるようになり、結果として今の『あにみゅ!』のめざましい活躍のようなものつながっているかなと思っている。上下関係も激しすぎずみんなあったかいコミュニティの中ではあったけど、ただDJという点については各々しっかり考えてトライして、現場なりMIXなりの場でアウトプットして終わった後は良かった点悪かった点話したりしながらどんどん良くなっていったのかなと。
端的に言うなら【人とのつながり】【都度刺激を受ける、自分のプレイに生かす努力】、この辺かなーと思っています。

紙鶴 
「良いコミュニティ」本当に大事ですよね。


大学生としてコミュニティ形成しやすい、活動しやすいという点で『あにみゅ!』はめっちゃ強いなと、ここまで自分も書きながら改めて感じた!
とはいえ、サークル以外のところでも新潟はしょ~かさんが自宅で練習会を(コッソリ)開催してくださってたり、県外のアニクラみんなで行こうぜ、って声かけて車出してくれたりと面倒見の良さから関わる機会たくさん作ってくれたのがここまでいろいろ広がったのにつながってるかなと思います!ありがとうしょ~かさん!
MIRUちゃん育てたのもしょ~かさんだしすごい・・・。

紙鶴
自分も何度しょ~かさんと県外遠征したか覚えてないくらいには一緒に県外行ってる気がする。感謝!

しょ〜か
良いコミュニティを形成出来たってのは、まだ新潟のアニソンイベントシーンが小さかったから出来た事でもあるかもしれないし、今はイベントも増えてきているからそれぞれのイベントが上手く交流して新しい形で新潟を飛び出して活躍するDJさんが出てきて欲しいなと!有望な若手は多いと思うので!
私はもうそこまでの力はないので端っこから他の新潟アニソンDJの活躍を見守って行きたいと思います(笑)
こういう話が出来てよかったです!

 

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第2回は11/1 21:00公開予定……。