『刑務所1日体験』シーズン1 感想

紙鶴です。Amazon prime Videoで『刑務所1日体験』シーズン1を見ました。その感想。

 

 

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番組の流れ

  1. 参加者の紹介
    犯罪歴があり飲酒や大麻をしている、そんな10代の子供たちを更正させるべく、刑務所の実情を1日体験させるプログラムに密着する番組。揃いも揃って「刑務所なんて怖くない」だの、「ケンカを売られたら倒す」だの、完全にナメている子供たちが次々出てくる。
  2. 更正プログラム開始
    受刑者とのご対面により彼らは洗礼を受ける。ここで受刑者の紹介がされるが……9割くらいが終身刑の殺人者ばかり。
  3. 刑務所の案内
    怒鳴り声が飛び交う刑務所の中を受刑者と共に巡る参加者。開始前はヘラヘラしていた彼らのどんどん表情が変わっていくのがすごいよくわかる。
  4. 昼食
    受刑者とともに刑務所の食事を堪能(?)。
  5. 体験談
    受刑者が自身の体験談を語る。ここで参加者は自身の将来を受刑者と重ねる。
  6. 対談
    参加者と受刑者との対談が始まる。ここで参加者の反省や決意が語られる。
  7. 参加者のその後
    参加者が更正したのか、1ヶ月後はどのような生活をしているのかが語られる。

 

各話感想

第1話

男性のいる刑務所は映画なんかで見る機会はあったけど、女性のみの刑務所は見る機会もなくどんなものか想像もつかなかった。未知の世界、女性のみが収監される女子刑務所が今回の会場。案内する受刑者は皆、入れ墨入りまくりで男みたいな見た目をし、男顔負けの恫喝をする死刑囚。いや、マジで怖い。女子刑務所マジで怖い。「盗みも酒もセックスも経験豊富な奴らばかりだよ!」「母親を殴るように私(死刑囚)を殴れよ!」等々、第1話からかなりのインパクト……。

第1話で一番インパクトが強かったのは参加者のひとりが収監中の母親と出会うシーン。泣きながら「ここには来るな」「私と同じ道を辿るな」と懇願する母親。泣きながらその姿を見る参加者。2人の対比が心に来た。

 

第2話

んまぁ~~~第1話以上に舐め腐った参加者が揃った第2話。気になったところ。

・刑務所内での盗みの手口を実践し、参加者から靴を盗む受刑者
・面会時は尻の穴までチェックされる
・「ここから出るときは女になっているかもしれない」
・便所から感染症もらう話

第2話の最後、「更正しても過去の罪から逃れられない」ってのが一番……。更正してめでたしめでたしでは終わらないよね。

 

第3話

昼食シーンが脳裏に焼き付いた。紙袋に入った昼食を投げつけられ、便所の臭いがする食堂で食べる飯……。

知識と武器の話、選択と決定の話、この2つはかなり良かった。

 

第4話

子持ち参加者くんの表情変化が印象的だった。「自分が親を憎んだように、お前の息子もお前を憎むようになる」って言ってもらえてよかったね。

受刑者シックスナインさんがシーズン1で登場する受刑者の中で一番好き。

 

第5話

中盤での受刑者カーティスさんの話が強かった。刑務所でのレイプ、自殺監視、家族からの絶縁……きつ……。

第5話でかなり好きな言葉、「武器を持っていても有利にはならない。そもそも武器を持たないといけない行動をしているのが問題」。

 

第6話

監獄団子。第6話の監獄団子のシーンだけでも見てほしい。監獄団子しか覚えてないくらい。監獄団子。

 

第7話

第1話同様女子刑務所。男性の刑務所がぬるく感じるくらい女子刑務所はクレイジーだよ……。

 

 

まとめ

内容はどの話もあまり変わらないイメージ。受刑者側のメッセージは総じて「ここには来るな」「まだやり直せる」の繰り返し。ただ、刑務所で暮らしている受刑者本人が言う言葉の重みはかなりのものである。受刑者は自分の過去を参加者に、参加者は自分の未来を受刑者に重ねるからお互いに影響し合うのだろう。

刑務所も施設によって設備や食事が異なっているため、そこに着目して見るのも面白かった。”刑務所の中の刑務所”のところは毎回楽しみ。狂ってるから。

 

そんな感じ。