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『ミッドナイト・ゴスペル』第5話「喜びのせん滅」感想

紙鶴です。『ミッドナイト・ゴスペル』第5話「喜びのせん滅」、第3話の次くらいに難しい言葉出てきて大変でした。適当な感想。

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第5話「喜びのせん滅」

【ゲスト】ジェイソン・ルーヴ(Jason Louv)

作家、未来派、魔術師。先住民族シャーマニズムやインドやチベットの悟り、西洋の魔術やオカルトにについての著書を出版。

 


アバターの魂の刑務所へ。鳥ことジェイソン・スーヴがゲスト。ここ、他の話数で出てきたキャラクター結構いるね。

 

来て早々、クランシーは囚人(ボブ)の「死に戻り」を体験する。鳥曰く「彼のバルボループにつながった」と。

「バルド・トゥ・ドル・チェンモ」(bar do thos grol chen mo、中有において聴聞することによる解脱)とあるので、解脱のループ、つまり解脱最大のチャンスであるボブの死をループ体験するの意かなと。

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自己紹介が済んだところで自己の存在について、因陀羅網の話が始まる。ヒンドゥー教的に重要なのは網の繋ぎ目だが、仏陀的に重要なのはつながりだと鳥は言う。続けて鳥は「現実の世界は本物だろうか?」と問う。虚無主義ではなく非本質主義ではないかと。ここでの説明すごくわかりやすくてなるほどーってなった。

 

これを証明するために幻覚剤を使用しての乱交をした、と鳥。……ん? ……うん。神秘的・宗教的な経験をするために魔術や薬物を利用するのは結構普通なのかな……。あと、鳥の言った「死はオーガズム」、第4話でシミュレーターがアバター説明時に言ってた内容と被るね。”死の快楽”も体感できるように設計されたアバターって。

 

2500年前の宗教、瞑想へと話はシフトする。ただただ聞き入ってしまった。自分の存在は現実に存在しない、仮想ゲームの世界のキャラクターになりきって何時間も遊んでいる。人生そのものを皮肉ってるというかなんというか。クランシー爆笑である。笑うしかないわ。存在の核心はなく役を演じているだけ、鳥が最初の方に言っていたことまんまじゃん。

 

話は苦しみについて。死を含め、「非永続性が苦しみの原因だ」と鳥。これに対しクランシーは「希望は苦しみの原因だ」と言う。希望は不要、現実を受け入れあるがままに従うべきだと。第1話での健康の定義やね。そしてボブを救うためにクランシーと鳥は演奏を始める。音楽は全てを救う手段なのだから(アニメ冒頭のCM参照)。

 

「自分を希望で殴っている。絶望に身を任せればよかったのに」、第5話No.1ワード。

 

囚人(ボブ)は解脱し、歌いながら因陀羅網を感じる。……歌の歌詞なんなの……第5話の復習みたいな内容だけど。

 

クランシーは純粋な光(クリアライト)に包まれ、元の世界へ帰る。

 

 

総括

今回は存在についての話が多かった。「存在するが故に痛みを感じる」、なるほどね。

 

死に戻りの演出、宗教画のオマージュらしい。今までもそういうのあったのかな……。誰か調べてまとめてくれないかな……。

 

 

 

人生は所詮ゲーム。

 

 

2020-09-27 追記。

鬼灯の冷徹 第弐期 第7話ラーの秤についてのお話がちょっと出てくる。割とわかりやすい。