劇場版SHIROBAKOを見ました。

こんにちは、紙鶴です。表題通り。感想みたいな雑文。見てから数日経ってるので間違った内容あるかもです。

 

 

冴えない彼女の育てかたFineのときはTVシリーズ見直してから行ったけど、今回は見直さずに映画を見ました。ツイッター見ると2019年5月に見直してたこともあり、ちゃんとストーリー覚えていたからってものあるかと。

 

 

冒頭。忙しい人向けの総集編みたいな。カラーのやつを彷彿とさせる感じ。

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前半。みゃーもりが(元)社長のお店を訪れるシーン、抜群に効いた。自分、泣くシーンの中でも特に好きなシチュエーションがいくつかあって。その1つが「食事中に泣く」やつ。

 

ここでのみゃーもりがドンピシャで。ここのシーン、「泣いてから食べる」んじゃなくて「食べてから泣いてる」んですよね。以下持論。

「泣いてから食べる」だと先に感情、次に食事って流れなので、悲しかったり悔しかったりで涙が出る、それでも食べて栄養つけて次頑張るぞ、みたいな、食事は生きるための栄養摂取って意味合いが強くなる。感情と食事がそれぞれ独立してて、2つの結びつきが弱い感じ。

「食べてから泣いてる」だと逆に先に食事、次に感情って流れになる。食事が原因で泣いてしまう感じ。こうなってくると感情と食事の結びつきがとても強くなる。

今回のシーンは後者。あの頃の味を再現できるか不安で当分作れなかったと言う社長の作ったカレーを食べる宮森。制作を務めた回のアニメが放送されるときを始め、様々な場面で振る舞われた社長の料理には並々ならぬ思い出が詰まっているんだろうな……。社長のカレーだったからこそ、ムサニに残っていた宮森の行き場のない感情を解きほぐせたんだろうと思います。モンブランに唐揚げ、お酒にカレーとSHIROBAKOに出てくる料理は特別豪華ってわけではないけど、なんだか人の温もりが感じられる気がする。

社長の「今日のカレー少し辛かったかな」でなんだかロイ・マスタング大佐のこと思い出しちゃってめちゃくちゃ泣いた。なんでだろ。

「いかん、雨が降ってきたな」
「雨なんて降って…」
「いや、雨だよ」

 

 

後半。みんなで映画を作るパート。各キャラクターの成長と停滞が見え隠れする。

絵麻ちゃんと小笠原さん、りーちゃんと舞茸さんの関係性の変化良かったなー。

原画から作画監督になり1歩ずつ前進する絵麻ちゃんと対をなすように作画監督から原画に立ち返った小笠原さん。立場は変われど小笠原さんから影響を受け悩みながらも成長する絵麻ちゃん強い子……。あと小笠原さんのジャージ姿、良かったね……。

りーちゃんと舞茸さんの場合は逆で舞茸さんがりーちゃんから教わる。限界を自分で決めてちゃいかんね。

ずかちゃんは……もういいっしょ……みんなわかってるっしょ……。第三飛行少女隊といい今回といい、台詞とずかちゃんの状況がぴったり重なってもう泣くしかない。ずかちゃんの芝居見てるときのみゃーもりなんすよ。ちゃんとやりたいことを見据えて行動するずかちゃんはすごいよ。

みゃーもりは公園でのミムジーとロロとの会話シーンが印象的だった。大事なことはアニメを完成させること。ここの発言、TVシリーズであった飲み会シーンでの「私どうなりたいんだろう」的な発言と関係あるのかな。仕事の目標みたいなものを見いだしたんだろうか。最後作り直す方向で話もっていったのもみゃーもりだし。「アニメを完成させる」って中にもちゃんとこだわりを持ててた証拠だし。すげぇなぁ。

 

 

その他。

  • 新キャラ佐倉綾音さんインパクト弱かったね……。
  • 2時間尺でテンポ良く進む分、TV版より各キャラの成長が簡素に感じちゃった。
  • ミュージカルパートと着物で敵陣乗り込むときの映像、アニメの色んな演出見られて楽しかったな。
  • 絵が動くわけねぇじゃん。
  • エンディング映像も各登場キャラにスポット当たってて良かった。もう1回見るときはじっくり見たい。
  • MVP遠藤嫁。

 

 

早く円盤出ないかなー……。

 

 

shirobako-movie.com

 

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これは映画のあと、泣きながら食べたドーナツ。

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