『遠まわりする雛』を読みました。

紙鶴です。米澤 穂信 著の『遠まわりする雛』(角川文庫)を読みました。

遠まわりする雛 (角川文庫)

遠まわりする雛 (角川文庫)

 

 省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態に。千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。あざやかな謎と春に揺れる心がまぶしい表題作ほか“古典部”を過ぎゆく1年を描いた全7編。
「BOOK」データベースより

「手作りチョコレート事件」と「遠まわりする雛」はやっぱり好き。本書は謎解きより心情変化にスポットが当たっている印象。なので登場人物のことがどんどん好きになっていってしまう……。みんな青春してる。

 

前半の短編3つはアニメ履修済みでなかったら時間軸がわかりにくく感じるかなーとも。アニメの構成は時間軸順になっていたためわかりやすかった。

ja.wikipedia.org

 

 

また、あとがきに載っていた2作を備忘録として。

・ハリィ・ケメルマン 『九マイルは遠すぎる』

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)

 

 

・ジャック・フットレル 『十三号独房の問題』

世界短編傑作集 1 (創元推理文庫 100-1)

世界短編傑作集 1 (創元推理文庫 100-1)